無限解説 | 憲法には価値序列や段階性はないとし、およそ憲法規範として存在する法規は全て憲法改正の対象となるとする見解。 |
法実証主義無限邸説 | 憲法改正権は本質的に憲法制定権といえる。そして制憲権は国家最高権力である。 |
自然法論的無限界説 | | 憲法中の規定は全て同一の形式的効力を持つ。従って、憲法が改正を認める以上、改正可能なものと不可能なものとの区別はありえないという考え方。 |
限解説 | 憲法には価値序列や段階性が存在し、そのうちの重要なものについては改正することが許されない。つまり、憲法の改正には限界があるとする考え方。 |
法実証主義限邸説 | 憲法制定権力と改正権とは峻別される。そして、改正権は自己の根拠となるところの、憲法制定権力の根本的決断としての「憲法」を改変する法的能力を持たないとする見解。 |
自然法論的限界説 | | 実体憲法には自然法が上位する。そして、憲法をも含めての全実体法の効力の有無は自然法への適合・不適合によって決せらる。従って、改正規定による憲法改正の授権も自然法上の制約があるとする考え方。 |