1994年 |
主な出来事 [平成6年] |
01/17 |
ロサンゼルスを中心とする南カリフォルニア一帯でマグニチュード6.7 大地震(Northridge, CA Earthquake)が発生。死者57人、重傷者1,500人。 |
01/26 |
【愛犬家連続失踪事件】1992年から相次いで行方不明になっていた大阪府の愛犬家ら5人のうち1人の遺体が長野県塩尻市で発見される。大阪府八尾市の自称犬の訓練士が容疑者として逮捕される。この後、2月12日に5人目の遺体が発見された。 |
02/03 |
細川首相が消費税を廃止して「国民福祉税」を新設して税率を7%にする案を発表。4日に白紙に戻した。
1月21日の参議院本会議での政治改革法案否決で細川内閣は政治的危機に晒されるも、その後、自民党河野総裁とのトップ会談によって1月29日に政治改革法案が成立。重要項目の修正を通常国会(本予算審議前)に送るという変則的な形ではあったものの、両院協議会の2/3以上の多数(17対2)で可決。衆参両院の本会議の大多数で可決成立し政治改革が大きく一歩を踏み出した矢先の表明に政界は揺れる。 |
03/03 |
熊本県と福岡県の自動車道パーキングエリアやJR駅で女性のバラバラ死体発見。15日、元同僚の女性事務員が容疑者として逮捕される。 |
03/06 |
鹿島からの収賄容疑で前建設相の中村喜四郎衆院議員に出頭要請がなされる。これに続いて、8日には逮捕状請求がなされる。そして、11日に国会で許諾議決がだされ国会の会期中に容疑者として逮捕、身柄を拘束される。 |
03/18 |
細川首相が佐川急便から1億円を借り入れていたことが問題となる。 |
03/31 |
細川首相のNTT株購入問題をめぐって与野党が対立。政界は波乱含みの展開に。 |
04/08 |
細川首相が辞意を表明。 |
04/28 |
第80代 新生党羽田内閣誕生。この内閣は平成6年度総予算の成立直後、さきがけが連立を離脱、社会党も、新生党、民社党などが統一会派「改新」を結成したことに反発し連立を離脱。これによって羽田内閣は少数与党内閣に転落。野党自民党から内閣不信任決議案が提出され、この決議案の上程を待たず6月25日に総辞職を決定した。 |
06/29 |
村山社会党委員長が首相に指名された。
羽田内閣が総辞職した後、各政党間で後継政権樹立の駆け引きが行われるものの、結局、自民、社会、さきがけの3党によって6月29日「新しい連立政権の樹立に関する合意事項」が取り決められ村山富市内閣が誕生することとなった。社会党委員長を首班とする内閣は実に昭和22年に成立した片山哲内閣以来47年ぶり。 |
07/18 |
1992年の参院選で学歴詐称をしたとして公選法違反に問われていた新間正次議員の上告審において、最高裁は上告を棄却し被告の当選が無効となる。 |
07/20 |
村山首相が、自衛隊は合憲との認識を示した。 |
09/02 |
大阪・泉州沖の関西国際空港が開港。 |
09/03 |
社会党臨時党大会で基本政策転換を決定する。「自衛隊違憲」や「安保廃棄」などの方針を放棄するという、それまで掲げていた政策を大きく転換する内容であった。 |
10/25 |
東京・品川の京浜急行青物横丁駅構内で、都内の医師が男に短銃で撃たれて死亡。28日、容疑者を逮捕する。 |
11/09 |
消費税の引き上げを柱とする税制改革法案が成立する。1997年から実施する予定。 |
11/25 |
静岡市の相続に関する裁判において、東京高裁は、非嫡出子の相続分を嫡出子(法律上の婚姻をした夫婦間に出生した子)の相続分の半分と定めた民法規定は違憲との判断を示した。 |
11/25 |
横浜の京浜運河で母子の死体が発見された事件で、被害者の夫の医師が殺人容疑で逮捕される。 |
12/02 |
愛知県の中学2年の男子生徒が、いじめを苦に11月27日に自殺していたことが明らかとなる。 |
12/05 |
公明党が解党し、新進党に参加する「公明新党」と地方議員主体の「公明」に分かれた。 |
12/06 |
東京地検特捜部は、ゴルフ場開発にからむ収賄容疑で茨城県茨城市長らを逮捕する。18日、前市長は拘置所内で首つり自殺を図り、19日死亡。 |
12/09 |
歴史的使命を担った日本新党が解党する。民社党も解党。 |
12/10 |
野党が大同団結し新進党を結成する。初代党首として首相時代に、「政治への信頼回復」、「公正で心豊かな社会の実現」、「対話と改革の政治」、「汗を流す志ある外交」を掲げていた海部元首相を指名する。 |
12/28 |
東北地方を中心に地震があり、青森県八戸市で震度6を記録。「三陸はるか沖地震」と命名される。 |