杉並にある万歳山永福寺は曹洞宗の寺で，1522[大永2]年に，秀天慶実によって開山．本尊は鎌倉期の仏師快慶による十一面観音像で、脇侍は不動・毘沙門両像．1559[永禄2]年に北条氏康[1515-1571]が作成した「小田原衆所領役帳」にも「島津孫四郎21貫文永福寺」と永福寺の名前が見えます．

小田原落城後に，北条氏家臣で「武州江戸廻永福寺分検地書出」にも名の記載がある安藤兵部丞が，永福寺の住職を頼って檀家となり，帰農し，永福寺村の開墾を行ったと伝わります．

その後，幕府御馬預役で下高井戸村を知行地とした加藤重勝が永福寺を菩提所とし中興開基となりました．

2017/11/25

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永福稲荷神社