堀越城


2019/04/27

弘前藩初代藩主の津軽為信こと大浦為信が戦国時代末期に津軽支配の拠点として築城.もともと,堀越の地には南北朝時代から「盾」があったことで知られている.しかし,その実態は明らかではない.

津軽為信が堀越城を築城したのは文禄3[1594]年とされる.堀越城築城とともに,津軽為信は,それまでの本拠地であった大浦城から移った.天正19[1591]年頃までには,津軽為信は豊臣秀吉によって南部家からの独立を承認されたと考えられている.本拠地を移したのは,このことが関係しているかもしれない.

堀越城は弘前藩第2代藩主の津軽信枚が慶長16[1611]年に高岡城[弘前城]へと本拠地を移すまで津軽支配の中心であった.

posted by N.T.Vita brevis, ars longa. Omnia vincit Amor.