月曜日, 3月 10, 2003

凄まじきこと 

「死せる孔明生ける仲達を走らす」という言葉がある。
五丈原で諸葛孔明率いる蜀軍が孔明が死んだことで退却を始めたところを追撃した、対峙していた魏の司馬懿仲達が応戦の構えを見せた蜀軍を見て孔明の計略と判断し退却した故事(蜀書・諸葛亮伝注)。
これの逆だと、もの凄いというより凄まじい。
生ける○○、死せる××を走らす。
これでは安倍清明になってしまう。

日曜日, 3月 09, 2003

京都の「ゆば」は最高 

朝風呂に入る。今日は京都を後にする。
外は雪。雪の京都は4-5年前の1月に経験したものの、3月に降るとは驚きである。
朝食はお粥とする。大きな釜で炊くせいだということでお粥は美味。家で食べるのとは違う。食べるといえば、今日は楽しみにしていた湯豆腐を食べると決めている。なにせ、昨秋に紅葉を見に来たときには渋滞に嵌(はま)って嵯峨野を抜け出すことが出来ず、南禅寺で湯豆腐を食べそこなった。今回はリベンジ。
荷物を背負って、二条城から東山三条へ。ロッカーが空いていなかったので荷物をそのまま背負って青蓮院、そして知恩院へ。知恩院の七不思議と千姫のお墓、庭などを巡る。襖絵は改修中ということで模写版が入り口に飾ってあった。奥までぐるりと周り、最期に例の傘を見学。ここでは警備員のおじさんに場所を教えていただく。
知恩院といえば三門ということで三門を見学し、行く年来る年で衝かれる(た)と教えてもらった鐘を見て、それから売店でいろいろな湯葉を買い込む。荷物倍増。
鐘楼のところの脇の道を経て円山公園の裏からねねの道に出る。ここで、以前に入った「羽柴」で念願の湯豆腐膳を食す。この店からは東山のシンボルとも言える八坂の塔を眺めることが出来る。八坂の塔を眺めての湯豆腐というのは素晴らしいこと。
そして、この豆腐が、湯葉が美味しい。京都は豆腐が実に美味しいのだ。これは、昔、南禅寺で食べたときに開眼し、嵯峨野で改めて知った。小説で知っていたから知識の上ではあったけれども、紙の上の文字を追うよりも実際に口にしたほうが2倍は幸せ。
再び石塀小路を巡って、八坂の塔の下に至り、六道の辻で空想し、元愛宕念仏寺の跡地に悠久の昔を感じ鴨川に出る。

五条から京阪三条、四条烏丸を経て京都駅へ。まだ十分時間がある。ようやく荷物を降ろし、オガワ・コーヒーにてダブルケーキセットでコーヒーブレークをした後に、八条口に出て、東寺の特別拝観のために近鉄で東寺に。
ここで、普段は見ることの出来ない五重塔の一層部分に入る。仏座の下の部分も見せてもらう。後に柱を削ったとかで本来は上にあるはずの蓮の花びらが下にずれていた。
上層部の痛みが激しいために特別公開されているのは一層部分だけなのは残念だけれども、一層部分だけでも彩り鮮やかな仏画を見ることが出来るので当方には勿体無いほどの価値があった。
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