金曜日, 6月 25, 2004
美術史はサイン
台風の後の暑さは梅雨の中休みであったらしい。今日は朝から雨。ということで晴耕雨読の雨読の一日。
美術史家の田中英道氏の「日本美術/傑作の見方・感じ方」を読了。
『美術史研究の要諦とは、あくまで「形」のサインであり、そこを見極める目の訓練』という一文と、それを実践して唐招提寺の鑑真像を国中連公麻呂の作と同定していく所にハッとする。
また、西洋美術史の様式論を借りて、日本美術史を政治史区分から解き放ち、アルカイスム、クラシシスム、バロック、ジャポニスムと再構成する点に違和感ではなく鋭さを覚えた。
美術史家の田中英道氏の「日本美術/傑作の見方・感じ方」を読了。
『美術史研究の要諦とは、あくまで「形」のサインであり、そこを見極める目の訓練』という一文と、それを実践して唐招提寺の鑑真像を国中連公麻呂の作と同定していく所にハッとする。
また、西洋美術史の様式論を借りて、日本美術史を政治史区分から解き放ち、アルカイスム、クラシシスム、バロック、ジャポニスムと再構成する点に違和感ではなく鋭さを覚えた。