火曜日, 8月 10, 2004

ガンバレ、H氏 

H氏から久方ぶりに電話。

「最近忙しくてねぇ」

何も用事が取り立ててないとは言っても、連絡を貰うというのは嬉しいもの。
H氏が外国との交渉を行っている霞ヶ関の公務員。
そう、いわば明日の日本を担う逸材なのだ。
忙しいのも無理はない。
もっとも、私ごときの立場では、H氏がどれほどに忙しいのか理解出来るわけはない。
何せ、それってさっさとやれば半日仕事じゃないの、というようなことを3日も4日も掛けてやり続け、忙しい忙しいというのが口癖になってしまっているような方々が結構いたりする。
そういう基準で「忙しい」という言葉を受け取ってしまってはならないだろう。

「久しぶりで休めたよ」

とは言っていた。
でも、週末はきっちりと休む私とは違う。休めたというのは週末の休みを含めてのこと。つまり、ここ何ヶ月か週末にあるべきはずの休みが無かったのだという。
こういう人が明日の日本の道筋を付けるのだと納得。
えっ、私?
単なる国民。単なる国民でどこが悪いなどということは置いておく。
そういうことを言いたいのではない。

「ずっと徹夜のような日が続いてねぇ。きちんと横になって寝たというのも久しぶりだったんだ。座りながら、資料を抱えながら寝るという状況だったから。
でね、そんな日が続いたものだから横になって寝たら腰と言わず背中と言わず痛くなったよ、アハハハ」

ポイントはここなのだ。
あぁ、そうなのか。それではまるで、戦の最中は横になって寝なかったという独眼流政宗ではないか。
本当に忙しいというのはそういうことなのだろう。
そういえば、今ではのんびりとノホホンと過ごしているこの私の貴重な貴重な忙しい時期も1日3時間睡眠の状態がずっと続いたものだぁということをスルリと思い出す。
いやいや、そういうものとは比較にならないだろう。

いまや、すっかり、座っていると腰が痛くなるというのが日常と化しているのだから。


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