金曜日, 10月 08, 2004

[美]国吉康雄(1889-1953年) 

国吉康雄(1889-1953年)は、17歳で渡米し、生活苦にもめげずに画家となる夢を棄てず、1916年に33歳でアート・スチューデンツ・リーグに入学し芸術家としての才能を磨き、やがて1940年代には"米国人"画家としての地位を確立するに至った画家。
当時の米国は日本人排斥運動などが巻き起こっていた時代。日本と米国が戦火を交えた時代でもあった。そうした中で敢えて日系人社会のあったロサンゼルスを離れてニューヨークに移って画家となる夢を実現させた軌跡には励ましを与えられる。

国吉康雄、「カフェ」

なお、国吉康雄は岡山出身だが、岡山県は、備中国赤浜(現、総社市)生まれの雪舟(応永27[1420]-永正3[1506])、岡山池田藩支藩鴨方藩出身の浦上玉堂(兵右衛門君輔、延享2[1745]-文政3[1820]年)、坂田一男(明治22[1889]-昭和31[1956]年)、西江原村(現、井原市)に生まれた平櫛田中(ひらぐしでんちゅう:田中倬太郎、明治5[1872]-昭和54[1979])と多くの芸術家を輩出している。

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