水曜日, 12月 15, 2004

[美と歴史] エウロペ 

フェニキア王アゲノルの娘で、テーべ市の創設者カドモスの妹。
この美しいエウロペにオリュンポスの神ゼウスが恋をした。神が人に恋をしたというのが面白い。とはいえ、こういうことはギリシア神話に限らない。
さて、ゼウスは牡牛に姿を変えてエウロペに近づき背中に乗せて連れ去った。エウロペが行った先がヨーロッパだとされている。
これを主題に描いたのがティツィアーノの『エウロペの掠奪』。
エウロペはゼウスとの間に冥府の裁判官でクレタの王となるミノスを設けた。


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