土曜日, 7月 10, 2004

美しいよねぇ 

小説も映画もドラマにもじ?んとくるものがある。
きっと何かと重ね合わせるのだろうね。
多かれ少なかれ運命の人というのは誰にでもいるわけだし。その運命の人と結ばれるという人は意外と少ないのかも。
運命の人という表現が適切じゃないなら、自分の人生の方向性を決定的にした人とでも言い換えればいい。
ずっと一緒にいる人がその人であれば幸せかもしれない。それでも、そういう人がいたという、過去にその人と同じ時間を、儚い時間を過ごしたという思い出も綺麗だと思う。

Garden Study of the Vickers Children(1884)
Oil on canvas
54 3/16 x 35 7/8 in (137.6 x 91.1 cm)
Flint Institute of Arts, Michigan
サージェントJohn Singer Sargent (1856-1925)、アメリカ印象派
この2人はその後どうしたろうか?

木曜日, 7月 08, 2004

涼しげだと感じよう 

こんなに暑い日にはアメリカ印象派のフランク・ウェストン・ベンソンの「夏」でも見ると少しは涼しくなるかも。しかし、同じ「夏」なのにどうして、こんなに涼しげなのか。
見るだけで、ほら心理的な呼び水なんてこともありうるでしょう?
でもねぇ。
こんなに蒸し暑くて、粘つくような陽気の日でも印象派の眼鏡を通して眺めると意外に涼しげに見えるのかも。

Buy Summer, 1909 at Art.com
Summer, 1909
Frank Benson
Buy From Art.com

水曜日, 7月 07, 2004

今日は七夕 

七夕という風習は機織の技能の上達を願う乞巧奠(きこうでん)という中国の風習に由来するという。機織名人の織姫様にお願いということらしい。
それと牽牛織姫伝説とが一緒になって、更には日本の「種播祭り(たなばたまつり)」が「棚機つ女(たなばたつめ)」と結びつき、宮中で行われていた乞巧奠(きこうでん)と結びつき....
つまりはごっちゃになって今の「たなばた」になったとされている。
出来上がった物語はロマンティックなんだけど、一体、どの位の人が夜空を見上げて牽牛星と織姫星を指差せるんだろう。
少なくとも私は「直接見た」という経験が今までにない。
ひょっとすると、少数派なのかと思って聞いて見ると誰もいないではないか!
う〜ん。私の周囲は少数派の集まりなのだろうか。

こと座のベガとアルタイル見上げて見よう七夕に

ところで、この七夕はロマンティックなものなんかじゃないんだという話をHさんから聞く。なんで、日本中のみんなが「き〜らき〜ら」とロマンティックにやっている最中にそんな話をするんだぁ。
と言ったって聞いてしまったのだからショウガナイ。
Hさんによると、現在、松本地方に残っている七夕人形という風習が日本の七夕の原型を留めているというのだ。話はコレで終わらない。
七夕人形は軒先に吊るしたり、川に流したりするのだという。
そう、厄除けだというのだ。家の町内の穢れを全て持っていって下さい。ということになる。流したり吊るしたりということで、彦星さん織姫さん、あの世で仲良くなってね、と。そういうことらしい。
たとえそうであっても、今日だけはロマンティックなほうを考えておこう。
旧暦と新暦の違いも記憶から塗りつぶそう。

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