木曜日, 2月 03, 2005

知らなかった 


漢字の部首の「クサカンムリ」。草の早の上に乗っかっているモノ。あの画数が本当は四画だったとは。
漢字字典というと、大きな図書館には必ずある諸橋轍次先生による『大漢和辞典』(1960年)。表紙のデザインで覚えている人もいるはず。
私は辞書とか百科事典とか、理化学辞典とか、そういったものが時代小説と推理小説の次に好きで小学生の頃、飽きもせずに、しかも多分ろくに意味も飲み込めていないだろうに図書館に通ってページを眺めていた。
その『大漢和辞典』では「クサカンムリ」は四画。
++と真中が切れている。これが古典としては「正しい」ということになる。
中国の『康熙字典』(1716年)。
これは、清の康煕帝の命令で編纂されて1716年に完成した4万7035字もの漢字を収録している字典。
これは漢字辞書の大親分のようなものとされていますが、これでも4画。
ところが、日本の明朝体では明治時代から3画。JIS漢字でも3画。当用漢字でも三画。
つまりは「クサカンムリ」は三画というのがデファクト・スタンダード、世間一般の標準になっていたということになる。
という流れに権威ある漢和辞典である大修館書店の『新・漢語林』が追随というか世間を容認して4画から3画にしたという。
でも、周辺の人に聞いてみたら4画と答える人は皆無。
こういう本当は○○なんだけどということは意外にあるのかもしれない。
探してみたくなる。


<<一言主>>
クェーカー教徒というのは、キリスト教の儀式化・神学化に反対したイギリス人のジョージ・フォックス(George Fox[1624-91])が創始したキリスト友会(Society of Friends)の会員のこと。

クェーカーというのは「神の声に震える人々」という意味。創設者のジョージ・フォックスが取調べに際して発した言葉とあsれている。

米国のフィラデルフィア市は、ウイリアム・ペン(William Penn)などのクエーカー教徒によって築かれた都市。

ウィリアム・ペンの信教の自由を巡る裁判(「ブシュネル(Edward Bushnell)の判決」)が陪審員の中立の要請という司法原則を作った。

ウィリアム・ペンはピューリタン革命時の海軍提督ウィリアム・ペン卿(Sir William Penn)の息子。

ペンシルヴァニア植民地はイギリス国王チャールズ2世のウィリアム・ペン卿に対する借金の返済として、1682年に息子のペンに与えられたもの。

フィラデルフィア(Philadelphia)の語源はギリシア語の「兄弟愛」。

フィラデルフィア(Philadelphia)の日本語表記は「費府」だった。

ペンシルバニア州の州都はフィラデルフィア(Philadelphia)ではなくてハリスバーグ(Harrisburg)。

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