金曜日, 5月 13, 2005

こんな話もいかがかとは思うけれど 

 ポストにいかがわしいチラシが入っていたことは記憶にない。多分、入っていたことはない。田舎だからなのかもしれない。
知人の家ではしばしばという。
それが、葉書大程度の大きさのものが大抵。それが、昨日は新聞紙の大きさに近いもので、かなり色使いも凄いものが入っていたとのこと。
他の人にも聞いてみると、マンションの場合だと、その手のチラシが投函されていることは珍しいことではないという。
その中の一人曰く、マンションの場合は入り口にポストがずらりと並んでいるので、チラシを配る側からすると効率が良いのではないのかと。
先の知人は小学生のお母さん。そんなところに配っても効率は下がるだけではないかとも思えるのだが。
配っている側が、ポストの先にある家庭の家族構成まで知るはずもない。しかも、川を越えてはいるが、東京の真中と言ってよい場所のマンションなので、独身者が多いと見たのかもしれない。一概には言えないが、そういうケースのマンションもあることだろう。
その知人のマンションの入り口には管理人室があってポストは管理人室の目の前に並んでいるのだとか。そうすると、いつも管理人がいるとは限らないけれども、管理人のいる前で次々とチラシをポストに入れていくという場合も多々あるとだろう。
これは少し勇気がいるのではないだろうか。実際、そのマンションの以前の管理人は凄く強面(こわもて)の人だったせいもあって、いかがわしいチラシが配られるということは少なかったのだとか。管理人が代わって頻度が増したという。
「強面(こわもて)」というと恐い顔で相手に対して強硬な態度に出ることを意味する。これが、「強持(こわも)て」ということになると、他人に安易に媚び諂(へつら)うことをしないために、人から畏れをもたれることという意味になって、マイナスの意味ではなくなる。知人のマンションの以前の管理人の場合は、いかがわしいチラシを無作為にポストに入れようとする人にとっては「強面(こわもて)」であり、マンションの住人にとっては「強持て(こわもて)」だったと言える。
いかがわしい、いかがわしいと書いたが、何をもっていかがわしさと判断するのかというのは主観的なところが多いから難しい。
「いかがわしい」は「如何わしい[形]」と書く。如何、つまり、どうしたの、とか、どうしたものかとか、そういう意味での「如何」。反語という形で、「どうしたものか」と尋ねるように言いながら、「これは良くないだろう」という意味合いを言葉にせずに伴っている。一応、自分では「好ましくない」と考えるけれども、あなたの考えではどうですかと問う。この言葉は、「いかが(如何)し[形シク]」から出てきたと考えられている。
とは言っても、知人のポストにあったチラシというのは、小学生がいる家庭としては、小学生の教育上好ましくないとされる範疇の内容だったというから、「どう思う?」と聞かれても、「その通りだと思う」という範囲のものだということは想像に難くない。

<<一言主>>
○トカマク型の核融合炉ではドーナツ型をした真空容器の中に磁場を使ってプラズマを閉じ込める。

○トカマク(Tokamak)はロシア語の円環(toroidal)、容器(kamepa)、磁場(magniyunne)、コイル(katushuki)の頭文字をとったもの。

○トカマク型核融合炉は、1950年にソ連の物理学者 A.Sakharov と I.Tamm によって発明された。

○トカマク型核融合炉は磁場を使ってプラズマに電流を流すのでプラズマを長時間保つことが難しい。

○ヘリカル型核融合炉は磁場が作り出す磁力線にプラズマを巻きつけるので長い間プラズマを保つことが出来る。

○ヘリカルとはギリシャ語で「螺旋状」という意味。

○三重水素をトリチウムという。

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