木曜日, 5月 19, 2005

空の青さは美しい 

 緊急の仕事で東奔西走、駆けずり回り、ずり回り、
気が付いてみたら、日も暮れて、夜も暮れて、しょぼくれて。
迎えた朝日は実に気持ちが良い。根拠も理由もないけれど、雲一つ無い空よりも、薄っすらと淡い雲が幾つか棚引いている空がいい。
雲の存在が空の本来の透明な青さを引き立たせる。そんな気がする空が好き。

この空の青さというのは光の性質によるものという。太陽の光の中には、虹を思い浮かべてみると分かるように、色々な色が含まれている。色々な色というのも洒落た表現。
それは兎も角、赤だの、青だの、黄色だの。それぞれの色が様々に組み合わさって色々な色がある。
それなら、光が作り出している空の色というのも、全面、虹のように色づいても良さそうなもの。一見、空全体が虹色だと輝いていて綺麗なように思える。
でも、ちょっと考えると、丁度、シャボン玉を内側から見上げたような状態になるわけで、あまり綺麗ではないようにも思える。シャボン玉は外から見るから綺麗なのであって、内側から見るとそれほどでもない。そんなことを大きなシャボン玉の中に入って遊んだことがあるという人から聞いたことがある。
やはり、空は青いのがいい。虹も雲と同じように、空一面を覆うのではなく、アクセントとして空の一部を彩っていたほうが相応しい。
実際、空は青い。虹がいっぱいに広がったような色合いにはなっていない。これは、青い光というのがモノにぶつかると、あちこちに散らばるという性質によるものという。

光というのは電磁波というものの一つの形。光にも赤外線、可視光線、紫外線などと種類がある。幾つかの種類があるけれど、そうした光はラジオやテレビなどで非常にお世話になっている長波、短波、FM波などの電波と同じ仲間。それだけではなくて、X線やγ線といったものとも仲間。

その正体はブルンブルンと震えて伝わる波。

今、目にしている光景も波。美しい彼女の姿が見えるのも、頼りない亭主が見えるのも、ブルンブルンと波が伝わってきているから。皆に見つめられると人は美しくなるなんて言うけれど、もしかすると、皆のブルンブルン波を受信して、波を増幅して放送局のように再び電波を発射しているからかも。

見つめる視線の先にある、目に見える光は可視光線は波の内でも、波長が約380ナノメートルから約780ナノメートルの間。ナノメートルというのは10億分の1メートル。
随分と小さい、ではなくて、短い波。短い中でも更に短いのが青い光。反対に短い波の中で長い波が赤い波。ザブンザブンとくる海の波のような波は浮いているスイカに当ってもスイカのほうが流される。これがお風呂の中の波だと、逆にスイカが波を受け止めて蹴散らす。
同じことが空でも起こっているという次第。赤は空に漂う色々な小さな物質を突き抜ける。青い光は、小さな物質に弾き飛ばされる。青い光が、こうして弾き飛ばされるお蔭で空が、こんなにも美しい。

<<一言主>>
○ナ形容詞(形容動詞)は「イ形容詞」と「名詞」双方の特徴を持つ。

○田んぼの「あぜ」のことを「あ(畔/畦)」ともいう。

○「畔」あるいは「畦」とは田んぼと田んぼの間に設けられた区切りのこと。

○非戦闘地域(noncombat area)とは、イラク復興支援特別措置法によって定義された概念で、自衛隊のイラク派遣における活動の要件とされる地域のこと。
「現に戦闘行為が行われておらず、かつ、そこで実施される活動の期間を通じて戦闘行為が行われることがないと認められる地域」のこと.

○「イラク復興支援特別措置法」とは、2003年7月に成立した、イラクの復興支援を目的とした4年間の時限立法。自衛隊によるイラク国内での (1)医療や支援物資の輸送など人道復興支援活動 (2)米英軍などへの輸送、医療などの安全確保支援活動を目的としている。

○閑話休題 かんわきゅうだい
前置きや無駄話の後で、いよいよ本題に入りますよという時に使う語。

This page is powered by Blogger. Isn't yours?