金曜日, 6月 03, 2005

見方を変えて 

雨の日には晴れを

想うのではなくて

しとしとと降る雨の

染み入る雨粒を

愛おしめばいい


 コレステロールで気になる結果に。

「どうして、こんな結果になったんでしょう」

医者に聞いてみたが、もとより医者が分かろうはずもない。

「さぁ、竹内さん、心当たりはないですか?」

「特に。。。」

無いのだから仕方ない。

「竹内さんに分からないのなら、私に分かるわけがありません」

自分の身体なのだから当たり前。食生活や普段の生活習慣が首からぶら下がっているということもない。
体重も標準体重。
気付かないところで不摂生をしたという動かぬ証拠ということだろう。
薬の服用を勧められたが、

「滅多にないんだけど、薬の服用で筋肉の組織が溶けてしまうということもあります。
そんなことは無いんだけどね。一応、説明ということで。
薬は3種類あるけど。
古い順に○○○、△○△、○□□。
どれにします?」

どれにします?と聞かれても、私は医者でも薬学部を出た訳でもないので分かる訳がない。
名前の違いは成分の違いなのか、成分は全く同じで出している医薬品会社の違いなのか。その辺りからして分からない。
筋肉が解けることが。。。というのが気になって、とりあえず生活習慣を変えることで3ヵ月間様子見ということで落ち着く。

そして、保健婦さんのところへ。
コレステロールというのは、フワフワと血管の中を漂っている脂肪で身体にとって必要な様々なものを作り出す原材料なのだとの説明。
ビタミンDの原材料であり、性ホルモンの原材料であり、細胞膜の原材料。
適切な分量であれば問題ないけれど、少なすぎたりすると免疫力が低下するなどということもあるとか。

コエステロールは肝臓から各細胞へと運ばれ、各細胞で余ったコレステロールが再び血管を通って肝臓に戻ってくる。
一般に悪玉コレステロールと呼ばれるLDL(低密度リポ蛋白)は肝臓から各細胞へと行く時のコレステロールの姿で、善玉コレステロールと呼ばれるHDL(高密度リポ蛋白)は細胞で余ったコレステロールが生まれ故郷である肝臓へと戻っていく姿なのだという。
LDLはビタミンCの作用によって胆汁やホルモンになったり、再びLDLに作り変えられる。
善玉、悪玉という見方は必ずしも正しくはないらしい。
行きが悪玉で帰りが善玉。そういう理解で良いなら、なるほど、善玉も悪玉もないということになる。
もっとも、HDL(高密度リポ蛋白)はコレステロールの他にレシチンが多く含まれているという点でLDL(低密度リポ蛋白)とは違っている。加えて、HDL(高密度リポ蛋白)は、血管壁に付着したLDL(低密度リポ蛋白)をペロリと剥がすという有り難い性質も持っているのだとか。
この辺りから、善玉、悪玉というのだろう。納得。

驚いたのは、食べ物から摂るコレステロールというのは身体に必要なコレステロールの全てではないということ。多くのコレステロールは肝臓で作られるので、口から摂るコレステロールの量と体内のコレステロールの量とは比例する関係には必ずしもないらしい。

何でも、自然界には存在しないというトランス型脂肪などを摂取すると、身体の中の不飽和脂肪酸を化学的に飽和脂肪酸に変えてしまい、これが悪玉コレステロールと呼ばれるLDL(低密度リポ蛋白)を助太刀して、身体の中のコレステロール密度を上げるのとのこと。
トランス型脂肪というのは、菓子パンやコーヒーフレッシュに含まれるということを聞くと心当たりが出てくる。

3ヵ月間、健康な身体作りに励むとしよう。

<<一言主>>
○分子の間に働く力には、化学結合、酸?塩基結合、水素結合とファンデルワールス力(van der Waals)がある。

○ファンデルワールス力(van der Waals)は電子の密度のかたより(分極)によって生じる。

○水は二酸化炭素(CO2)をよく溶かす。

○固体、液体、気体が共存できる温度を三重点という。

○気体、液体、固体という移り変わりのことを三態の変化という。

○海水は地球上の水の97%を占める。

○海水は1018t存在している。

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