日曜日, 3月 19, 2006
妖怪と神様
柳田国男は、天狗や河童といった妖怪は神が零落した姿だと考えた。
でも、待てよ。
そうすると、妖怪っていうものは始めはいなかったことになる。じゃあ、古事記や日本書紀、風土記に登場する魔物は何なんだと考えたのが小松和彦。
この辺り、妖怪も神様も自分がどっちだなんて区別していないのでは。違いらしい違いは、妖怪は神社には祭られないということかも。
すると、人と神様の中間が妖怪かな。それと、神様と呼ばれる人は多くの人の尊敬を集めるけれど、妖怪と呼ばれる人を尊敬する人は少ないように思う。