土曜日, 2月 04, 2006
アマチュアの時代なのかな
生物学・科学に関する雑感。
から辿った新よりぬきカツラくんは生態学のブログ。「野外生態を研究する者は報われないという」の一文。
実験屋さんと数理モデル屋さんに有利とか。
職業として学問をやっている方々でフィールドワークをしている方々には大変なことなのだろう。
それでも、学問というのは職業の側からのみ発展していくものでもないかもしれない。
遺伝学の父のメンデルも、電磁法則の生みの親のファラデーも、バクテリオファージの発見者のフェリックス・デレルもアマチュアだったし。
「アマチュア革命がもたらす世界」ではFast Company誌の「Amateur Revolution」の
という一文が紹介されている。
時代は進んでいく。
から辿った新よりぬきカツラくんは生態学のブログ。「野外生態を研究する者は報われないという」の一文。
実験屋さんと数理モデル屋さんに有利とか。
職業として学問をやっている方々でフィールドワークをしている方々には大変なことなのだろう。
それでも、学問というのは職業の側からのみ発展していくものでもないかもしれない。
遺伝学の父のメンデルも、電磁法則の生みの親のファラデーも、バクテリオファージの発見者のフェリックス・デレルもアマチュアだったし。
「アマチュア革命がもたらす世界」ではFast Company誌の「Amateur Revolution」の
From astronomy to computing, networks of amateurs are displacing the pros and spawning some of the greatest innovations.
という一文が紹介されている。
つまり、20世紀にプロが台頭してアマチュアを蹴散らしていった根拠は、何がしかの権威によるお墨付き(certificates)であったが、これからはそうではない時代に入る、ということが事の本質なのだと思う。
時代は進んでいく。
月曜日, 1月 30, 2006
変わっても変わらなくても
中国に進出している米大手企業が加盟する米中経済協議会(USCBC)がオックスフォード・エコノミックスに委託した調査によると、
中国が世界貿易機関(WTO)に加盟していないと想定した場合と比較して、米国の06年の成長率は0.5ポイント押し上げられ、10年には同0.7ポイントも押し上げ効果があるという。
中国脅威論に反論した形だが、米国は国内からの競争力の強化も怠っていない。
中国の影響が一般に言われているように米国の経済にとってマイナスであろうと、米中経済協議会(USCBC)の主張のようにプラスであろうとも、米国の競争力の強化はマイナスにはなることはないだろう。
Political Cortexによると、上院エネルギー委員会のドメニチ委員長(Senators Pete Domenici,共和党)、ビンガマン議員(Jeff Bingaman,民主党)らがまとめた「米競争力維持法案(PACE)」は連邦政府の基礎研究予算の前年度比伸び率を2013年まで最大10%まで高めることなどを柱としている。
ドメニチ委員長のコメントは次ぎの通り。
変わろうという力が米国にあるというのは羨ましい。
中国が世界貿易機関(WTO)に加盟していないと想定した場合と比較して、米国の06年の成長率は0.5ポイント押し上げられ、10年には同0.7ポイントも押し上げ効果があるという。
The study finds that the increase in US trade with China associated with China's economic reform program will boost US GDP by up to 0.7 percent and will reduce prices by up to 0.8 percent by 2010. Together, this translates into an increase of up to $1,000 in real disposable income per US household per year by 2010.
中国脅威論に反論した形だが、米国は国内からの競争力の強化も怠っていない。
中国の影響が一般に言われているように米国の経済にとってマイナスであろうと、米中経済協議会(USCBC)の主張のようにプラスであろうとも、米国の競争力の強化はマイナスにはなることはないだろう。
Political Cortexによると、上院エネルギー委員会のドメニチ委員長(Senators Pete Domenici,共和党)、ビンガマン議員(Jeff Bingaman,民主党)らがまとめた「米競争力維持法案(PACE)」は連邦政府の基礎研究予算の前年度比伸び率を2013年まで最大10%まで高めることなどを柱としている。
Well there is now a BIPARTISAN bill called PACE
(Preserving America's Competitive Advantage), which call for 10% annual increases in both the NSF and NASA basic science research budgets through 2013. The initiative also aims to encourage private sector research and boost science education, etc.
ドメニチ委員長のコメントは次ぎの通り。
変わろうという力が米国にあるというのは羨ましい。
It is clear to us that energizing American brainpower must be a priority. Every facet of our lives, from national security to modern medicine to the everyday household goods, relies on technology.
There are troubling signs we are not keeping pace with other advancing nations. We must change, and that change is reflected in the PACE ACT.
日曜日, 1月 29, 2006
米景気減速は一時的
米商務省が27日に発表した2005年10-12月期の国内総生産(GDP)の速報値は7-9月期に比べて年率換算(季節調整済)で1.1%に留まり、2005年の実質成長率も前年比3.5%に留まった。
2003年4-6月期以降3%台を越す伸びを続けてきた米国経済は11四半期ぶりに1%台へと落ち込んだことになる。
好調な自動車販売の反動による部分が多いとはいえ個人消費が2001年4-6月ぶりの低水準となったことや、企業の設備投資も市場の事前予想を下回る2.8%増に留まったのが主たる要因。
しかし、これで米国経済がどうこうなることの兆しとみるのは早計と言える。一つは個人消費を下ぶれさせた自動車販売の反動という現象が2006年にはなくなると考えられていることが上げられる。
この点、USA Todayも落ち込みが一時的だとした上で、
エコノミストのMark Zandi氏の見解を掲載している。
この点はCBCも同様に、
としあくまでも一時的な減速であるとした上で、2006年1-3月期には再び上向くというエコノミストのMartin Gregory氏の見解を紹介している。
2003年4-6月期以降3%台を越す伸びを続けてきた米国経済は11四半期ぶりに1%台へと落ち込んだことになる。
好調な自動車販売の反動による部分が多いとはいえ個人消費が2001年4-6月ぶりの低水準となったことや、企業の設備投資も市場の事前予想を下回る2.8%増に留まったのが主たる要因。
しかし、これで米国経済がどうこうなることの兆しとみるのは早計と言える。一つは個人消費を下ぶれさせた自動車販売の反動という現象が2006年にはなくなると考えられていることが上げられる。
この点、USA Todayも落ち込みが一時的だとした上で、
But most economists believe the slowdown was more of a temporary setback than any harbinger of sustained economic weakness.
エコノミストのMark Zandi氏の見解を掲載している。
"The economy hit a pothole in the fourth quarter. I'm not at all worried about the health of the economy," said Mark Zandi, chief economist at Moody's Economy.com. Zandi believes that economy in the current January-to-March quarter is already doing better and predicts economic growth will come in around a 4% annual rate.
この点はCBCも同様に、
Despite the weaker-than-expected growth in the quarter, economists are not sounding warnings about the health of the economy, and said the end-of-the-year slowdown was temporary.
としあくまでも一時的な減速であるとした上で、2006年1-3月期には再び上向くというエコノミストのMartin Gregory氏の見解を紹介している。
"We expect that consumer spending and [capital spending] will both pick up in Q1, and that the cut in government spending will likely prove to be a one-quarter wonder," said Martin Gregory, a BMO Nesbitt Burns senior economist.