水曜日, 3月 21, 2007
江戸城天守台
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天守閣は家康、秀忠、家光の3代に渡って築かれ1636(寛永13)年に五層五階地下一階という容貌を人々の前に現した。しかし、1657(明暦3)年の振袖火事によって惜しくも焼失。今となっては想像を逞しくするしかないが、江戸城の天守閣は1606(慶長11)年に天守台部分を黒田長政、天守台の石垣を南部藩、津軽藩が、二層部分を伊達政宗が築いたという。それぞれの藩が総力を挙げたに違いない。だからこそ、現代に至ってもその名を留めている。形が無くなっても名が残るということは武士としては誉れ高きことと言えるだろう。
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