丹後一ノ宮である籠神社の宮司海部氏。

この海部氏の系図が国宝「海部氏勘注系図」。籠神社の祭神は天火明命（あめのほあかりのみこと）、住吉三神、天水分神（あめのみくまりのかみ）、豊受大神（とようけのおおかみ）、天照大神（あまてらすおおみかみ）。このうち天火明命(彦火明命)は海部氏の祖に当たる。海部氏は応神帝の代に直を賜姓され丹波国造として丹波国を統治した。

いわゆる祭政一致の時代は、海部直伍佰道祝より前までであり、海部氏は伍佰道祝以降は祝部時代へと入っていく。