[2018/3/10]
東京・目黒区目黒にあるお地蔵様.正式には油面子育地蔵尊.
昔眼病で失明した老婆が夢のお告げによって,埋もれている地蔵尊を掘り起こして祀ったのが始まりとされています.その後,この老婆は目が見えるようになったのだとか.
享保18[1733]年7月に,江戸の飢饉や大火の犠牲者を供養するために祐天寺によって供養され,六十六部供養塔の上に据えられたと伝わります.
始めからこの場所にあったのではなく,目黒通り[旧二子通]の油面交番近くにあった土手の上に祀られていたといいます.高地蔵とも呼ばれているのは,そのためです.
昭和9[1934]年の道路拡張によって現在の地に.
Vita brevis, ars longa. Omnia vincit Amor.