沖電気工業株式会社

創業は明治14(1881)年。資本金は2003年3月31日現在で67,862百万円。従業員は6,067名。本社は東京は港区の虎ノ門にある。
創業者沖牙太郎(広島)は、明治11(1878)年に発足した工部省電信寮製機所に在籍していた。そこで石黒慶三郎、三吉正一とともに「ヤルキ会」を結成し、電気材料や電機製品の開発を行っていた。
同じ電信寮にはカラクリ儀右衛門こと初代田中久重の養子である田中大吉が勤めていた。その関係で、沖牙太郎は一時期、田中の経営する珍器製造所に出向している。この珍器製造所は後に田中製造所となり、やがて三井家の手に渡り芝浦製作所となった。
沖自身も独立し明治14(1881)に明工舎を設立。電信機などの製造および販売を始める。この明工舎が1889年に沖電機工場と名称を変える。さらに、1912年に株式会社化し沖電気株式会社となった。さらに、戦後の1949年に沖電気は「企業再建整備法」により解散し新たに沖電気工業株式会社としてスタート。

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