スレイターによる米国的経営

米国の産業革命は18世紀末にS.スレイターがポウタケットに建設した工場をもって嚆矢とするとされる。

そこでは、現在のアメリカ資本主義とは異なる姿があった。

「落ち着いた雰囲気がスレイターのコミュニティをつつんだ。家族中心の価値と労働、宗教、学校教育、そして管理の諸規則が秩序の形成に貢献した。とはいえ緊張や変化が、この村になかったわけではない。スレイターは不断に、彼のパターナリスティックなやり方が気にくわない投資家たちとの摩擦にさらされた」


出典:Licht,Walter(1995),Industrializing America : The Nineteenth Century, John Hopkins University Press
森 呆訳(2000)、『工業化とアメリカ社会』、ミネルヴァ書房

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