尖っている野生の顔

ご存知キツネ。キツネはキツネでもアカギツネ(Vulpes vulpes)。日本にいるのも、そう、『北の国から』で蛍がルールルルと呼んだ北キツネも同じ仲間。さて、今回はそのキツネに限った話ではない。キツネというと尖った顔、三角っぽい顔が特徴。目が釣り上がっていて、ちょっぴりずるがしそうなんていう風評も。キツネの弁護をするわけじゃないけど、自然で生きていくというのは大変。決められた時間に食べ物にあり付けるなんてことはないし。危険も一杯。ちょっと位はずるがしこくなければ生きられない。
そして、そのずるがしこさがあるかないかだけが飼われている動物と野生の動物の差じゃない。尖っているって言ったでしょ。そう。キツネはイヌの仲間。イヌの祖先はオオカミとジャッカル。どちらも尖った顔をしている。どちらも子供の時はぽっちゃりしていて愛らしい顔付き。飼われているイヌの場合は、飼い主を母親代わりに思う。イヌの場合は母親兼リーダーとみなす。リーダーとみなすのは好いんだけど、母親と思うってこともずっと残り続ける。野生の場合だと子離れするんだけど、飼われているイヌの場合はずっと誰かの、出来れば飼い主が好いんだけど、保護下にある。なので、子供としての愛くるしいぽっちゃり顔の特徴が抜けずにそのまま残ってしまう傾向に。

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