科学の始まり

「近代科学は15世紀半ばから17世紀にかけてヨーロッパで基礎が築かれたとされている。科学革命と言われる現象。その一方で、科学の歴史という形で古代の昔から科学的な研究などがされてきたような錯覚を普通持っている。現代に連なっている現代の科学のようなものが昔々に全くなかったというとそういうこともない。でも、観察と実験による検証というスタイルをとる科学は16世紀のコペルニクス(N.Copernicus)、16世紀から17世紀前半のケプラー(J.Kepler)、ガリレオ(Galileo Galilei)、科学革命の締めを担った17世紀後半のニュートン(Newton)以前は主流ではなかったと考えたほうがいい。現代の視点から過去も現代と同じだったと考えて過去を見る歴史観はホッブズ史観と呼ばれるけれど、陥りやすいもの」

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