[妙心寺・玉鳳院平唐門に残る戦跡]
後小松天皇が御所より移築したとされる平唐門。この門には応仁の乱のときに受けた弓矢の跡がくっきりと残る。
平唐門のある玉鳳院は妙心寺の中で一番大きい塔頭。非公開であるけれども、春の特別公開中であったために、中に入ることも出来た。中には花園法皇の御所や開山堂があり、狩野安信による襖絵、狩野探幽の甥・益信の作の秋草図がある。
また、御所と開山堂の間には豊臣秀吉の長男、鶴松の菩提を弔うお堂がひっそりと存在している。
2003年3月7日撮影。