槇尾山西明寺
神護寺を後にして、少し御茶屋で一服。「今年は残念ですなぁ」という会話がタクシーの運転手さんとお店のご主人との間で交わされている。
やはり色づきは昨年(2002年)の鮮やかさに比べると、と言わざるを得ない。
隣の神護寺は空海ゆかりの寺院として知られる。そして、この西明寺もまた空海にゆかりがある。すなわち、空海の高弟・智泉大徳が神護寺の別院として天長9年(832)に開いたのが西明寺。残念ながら、その後荒廃していたが、建治年間(1275-78)に和泉国槇尾山寺の我宝自性上人によって再興された。
神護寺からの独立は後宇多帝より平等心王院の山号を正応3(1290)年に与えられてから。 |