小野一ノ宮(多摩_武蔵)

武蔵六社の一つとして名高い延喜式式内社。
多摩川の沿岸にあるが、実は対岸の府中住吉町にも同じく小野神社が鎮座する。両社はもともと同一の小野神社であったと考えられるけれども、どういう経緯で両岸に鎮座するようになったかは詳細は分からない。
この神社は奥州征伐で知られる源頼義、義家父子が太刀を奉納し、建久年間(1190-99)には秩父の棟梁である畠山重忠が鳥居を寄進したことが知られている。
目にも鮮やかな真っ赤な社殿は大正15(1926)年に再建されたもの。
南門の前には小川が参道に沿って流れており、子供達の釣りをする姿をみることが出来る。




野々宮神社(日高_武蔵)

八高線の高麗川駅で降りて、まずは野々宮神社へ。この神社は高麗神社よりも古くから高麗の里の鎮守として鎮座していたとされる。
天照大神、瓊々杵尊、倭姫命、そして高句麗の民と関係が深い猿田彦命を祀るが創建年代は古いという以外は良く分かっていない。
但し、大宝3(703)年に社殿を修復したという古文書が伝わっている。
この野々宮神社は京都にある野々宮神社から勧請したと考えられている。しかし、この辺りには狭山市にしか野々宮神社はないとのこと。
野々宮神社と言えば潔斎の神。高麗神社から勧請された白髪神社や大宮神社が関東で多く見られるが、野々宮神社がそれに比べて少ないというのは、この地の重要性の裏返しではないかとも考えてみる。











日吉神社(村山_武蔵)


大山咋尊を祀る丘陵の麓に古くから鎮座するも創立年代は不詳という。
但し、元禄4(1691)年に神体が三ヶ島照明院から遷座してきたことが知られている。