麻布十番には古川に注ぎ込む吉野川という川が流れていました.その吉野川に注ぐ支流の一つが元麻布の「がま池」から流れていたといいます.「がま池」というのは交代寄合・山崎家の屋敷にあった池.1821[文政4]年に麻布で大火があった際に,山崎家の屋敷は屋敷内の池の大蛙が水を吐いて類焼を免れたと言われました.この「がま池」は現在は大半は埋め立てられいるものの,マンションの私有地の中に今でも存在しています.
「がま池」の周辺は丘になっています.その丘の下の谷底には宮村児童遊園があります.「がま池」から流れた小川が注ぎ込んでいた場所です.この小川は内田山の裾野を回り込んで吉野川に注ぎ込んでいました.
Vita brevis, ars longa. Omnia vincit Amor.