初期ゴシック(Gothic)

12世紀に聖堂建築の革命が興る。12世紀当初は「現代様式」と呼ばれる。
ゴシックの名称はローマ帝国から見て辺境の民であるゴート人に由来する。但し、この時期の「現代様式」が「ゴシック」と呼ばれるようになったのは15世紀ルネサンス期のイタリアでのこととされている。
12世紀の西部ヨーロッパでは、他人の畑、自分の畑の区別なく土地を「春耕地」、「秋耕地」、「休耕地」に三分割する三圃式(さんぽしき)農法が始まった時期、農業革命が開始された時期に一致している。
初期ゴシックの時代は、このような背景のもとにあった。

ドゥッチオ[Duccio di Buoninsegna](1255-1319)(伊)
シモーネ・マルティーニ[Somone Martini](1285-1344)(伊)
ピエトロ・ロレンツェッティ[Pietro Lorenzetti](1280-1348)(伊)
アンブロジオ・ロレンツェッティ[Ambrosio Lorenzetti]](1290ー1348)(伊)
チマブーエ[Cimabue](1240-1302)(フィレンチェ)
ジオット[Ambrogio Bondone Giotto](1267 - 1337)(伊)
ジャン・ピュセル[Jean Pucelle](1320-1350)(仏)