フランチェスカ

Piero della Francesca(1415頃-1492)。
万能のルネサンス人らしく数学者にして画家。ヴェネツィアーノの助手としてフィレンツェで活躍した他、中部イタリアの諸都市に足跡を残す。
モンテフェルトロ家の庇護の下、ウルビーノ宮廷ではフィレンツェ美術と北方美術を融合させた『ブレラの祭壇画』(1470頃)、『ウルビーノ公夫婦像』(1474頃)を制作。
他の代表作として、『キリストの洗礼』(1450頃)、そしてアレッツォのサン・フランチェスコ聖堂の『聖十字架伝説』(1452-66頃)。
『絵画の遠近法』という理論書を数学者として著してもいる。