ミケランジェロ

Michelangelo Buonarroti(1475-1564)。
美術史家ヴァザーリが最高の藝術家としたルネサンス人。盛期ルネサンスはダ・ヴィンチとラファエロが世を去った1519/20年に幕を降ろすが、ミケランジェロは更に40年活動する。その生涯において、古代美術の精緻な模倣から後世の模範たりうる新しい古典を作り上げた。それはルネサンスの古典主義からの大きな前進として自然主義的人体表現としてシスティーナ礼拝堂の『最後の審判』(1536-41)、フィレンツェの『ピエタ』、未完のミラノ・スフォルツァ城の『ロンダ二ー二のピエタ』に表れている。