ロマネスクとゴシック
ロマネスク建築ではフランス西部のサン・ピエール・ド・ラ・トゥール聖堂の南トランセプトのように、玄関口の彫刻は建物からは独立していない。そこにある円柱は確かに円柱の形をしているもののアーチを支えてはいない。装飾といえる。
これに対して、シュジュールによるシャルトル大聖堂のようなゴシック建築では、壁の凹面によって円柱を表現するのではなく、独立した要素として、しかも、円柱は取り外し可能な彫像を伴っている。
ここに、ギリシア・ローマ以来の丸彫彫刻の復活があり、ファン・エイクへと繋がる写実性の復活がある。
これに対して、シュジュールによるシャルトル大聖堂のようなゴシック建築では、壁の凹面によって円柱を表現するのではなく、独立した要素として、しかも、円柱は取り外し可能な彫像を伴っている。
ここに、ギリシア・ローマ以来の丸彫彫刻の復活があり、ファン・エイクへと繋がる写実性の復活がある。
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