青森県・富山県・鳥取県に集中している.岐阜県岐阜市野一色,山県市岩佐,青森県五所川原市金木町嘉瀬雲雀野,富山県魚津市東尾崎などに多い.
天児屋根命[あめのこやねのみこと]の後裔氏族で伊勢神宮内宮禰宜を務めた荒木田氏の一族に沢田氏がある.明治23[1890]年8月27日,荒木田[沢田]泰圀が男爵となった.
清和源氏石川氏流の沢田氏は陸奥国糠部郡沢田村[青森県十和田市沢田]を発祥の地とする.沢田氏は恵比奈氏とも言われ,奥入瀬川南方約1.8kmの丘陵の東端に沢田館を築いて本拠地とした.天正19[1591]年の九戸政実の乱では,沢田城主の恵比奈左近が三戸の南部信直に与して九戸政実への討伐軍に参加.慶長3[1598]年の『館持支配書』には沢田館1300石を沢田助三郎定兼が知行していることが確認できる.寛永4[1627]年に,沢田定兼が盛岡城勤めとなったため,定兼の姉の子である目時八兵衛正宗が沢田館を引き継いだ.
デザイン名字.