都道府県単位では岡山県に集中している名字.岡山県浅口市寄島町,倉敷市連島町連島・西之浦に多い.
備前国児島郡林村[岡山県倉敷市]出身で南北朝時代に活躍した児島高徳[?/弘和3,永徳3年<1383>]の末裔とされる三宅氏は備前国児島郡三宅郷[岡山県玉野市]を発祥の地とする.三河田原藩主三宅家も備前三宅氏の一族で三河国加茂郡伊保に移ったものという.
古代豪族で屯倉の管理者であったことに由来する渡来系の三宅氏がある.この三宅氏は三家とも書く.日本書紀では新羅の王子である天日槍の孫の田島間守を三宅連の祖としている.
河内国の屯倉を管理していた一族は河内国高安郡三宅郷[大阪市八尾市恩智]を発祥の地とし三宅史氏となった.
摂津国を発祥の地とし渡来系の三宅吉士[みやけのきし]氏の末裔と考えられる三宅人氏は『新撰姓氏録』では波多日子命[はたたけひこのみこと]の末裔とされている.
デザイン名字.