地名に由来する名字.都道府県単位では高知県・岡山県・三重県に集中している.高知県吾川郡仁淀川町寺村・高岡郡越知町越知甲,広島県福山市鞆町後地,長崎県長崎市三原,千葉県長生郡白子町古所に多い.
戦国時代に筒井氏に従った大和片岡氏は大和国葛下郡片岡荘[奈良県香芝市片岡谷志都美]を発祥の地とし藤原北家の流れを汲むという.
土佐片岡氏は上野国片岡郡片岡荘[群馬県高崎市]を発祥の地とし宇多源氏の流れを汲むという.応永年間[1394/1428]に片岡直綱が土佐に移り,高知県高岡郡越知町片岡に片岡城を築城し黒岩城と共に本拠としたという.元亀2[1571]年,片岡光綱は長宗我部元親の麾下となった.片岡光綱は豊臣秀吉による四国征伐に従って侵攻した小早川隆景の軍勢を伊予金子城主・金子備後守と共に野々市原で迎え撃ち討死.その子光政は豊臣秀吉に従った.
デザイン名字.