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安房里見家

【歴代】
代数当主・藩主備考
1里見義実上野国新田氏一族であり,美濃国に所領を得ていた美濃里見氏の一流.同流は観応の擾乱により没落.鎌倉公方[後に古河公方]・足利成氏の招請により関東下向.
2里見成義
3里見義通安房国稲村城主.
4里見義豊安房国稲村城主.稲村城主で叔父の里見実堯を討ち里見家を相続[天文の内訌;1533].
5里見義堯里見実堯の子.北条氏綱の支援により,重臣・正木時茂と上総金谷城で挙兵.里見義豊を討ち取り家督を奪取[犬掛の戦い;1534].後,真里谷家の家督争いで北条家と対立.
6里見義弘佐貫城主.
第二次国府台合戦の敗北により,正木時忠・土岐為頼・酒井敏房ら上総国の国人衆が離反し一時衰退.その後,北条氏政との間の三船山合戦[1567]に勝利.安房国・上総国・下総国に所領を拡大.
死に当たり,子・義重と弟・義頼に所領分割.
-里見義重正木憲時・加藤信景および上総国の家臣により擁立.これに対して,安房国内の家臣団は叔父・里見義頼を擁立して叛旗.
里見義頼の軍勢は小田喜城を攻め正木憲時は家臣により殺害.加藤信景は佐貫城にて里見義重を守るが劣勢覆いがたく義重の助命と引き換えに開城.
以上の経緯より,里見義重は里見家の家督は承継していないともされる.
7里見義頼/td>安房国岡本城主.
8里見義康安房国館山藩主[1590-1603]
9里見忠義安房国館山藩主[1603-1614]→伯耆国倉吉藩主[1614-1622]
倉吉の所領は当初4千石,後に百人扶持であり,大久保忠隣の子・大久保忠常の婿であったために連座し事実上の改易.
子孫は他家に仕えた.

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