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[飛鳥文化] |
背景
源流は中国の南北朝文化
日本最初の仏教文化
仏教の浸透とともに権威の象徴が古墳から氏寺へと移る。このため、洛中に次々と氏寺が建立された。
朝廷への権力の集中、大化の改進は氏寺仏教から国家仏教への変遷と捉えることも出来る。
彫刻
法隆寺金堂釈迦三尊像=北魏様式
広隆寺半跏思惟像=南梁様式
絵画
高句麗の曇徴が610年に来日し彩色(絵具)や紙・墨の製作技術を伝えた(『日本書紀』)。
文様:仏教とともに蓮花、雲、四弁花、四葉、忍冬、天女、獅子といった文様が伝来。中でも、エジプト・アッシリアに起源を持つ忍冬唐草文様は有名。
仏教伽藍
四天王寺式:中門、塔、金堂、講堂が南北に一直線に配置。百済に多い。
飛鳥寺式:塔を中心に東西北に金堂を配置。講堂は回廊の北。高句麗系。
川原寺式:正面に中金堂、手前東に塔、西に西金堂。金堂は南面しないで東塔と向かい合う。
法隆寺式:東に金堂、西に塔が南面して並立。講堂は回廊の北。
法輪寺、猪名寺(兵庫)、額田廃寺(三重)
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