清和源氏義氏流吉良氏系今川氏の関口家は,今川氏初代の今川国氏の次男の常氏が三河国宝飯郡長沢村関口[愛知県豊川市長沢町]を本拠としたことが始まり.文安年間[1444/1449]に,関口刑部少輔満興が岩略寺城[愛知県豊川市長沢町字御城山]に依ったことが分かっている.
関口家の当主は,代々,刑部大輔に補されたため,今川関口刑部大輔家とも称された.
今川氏親に仕えた関口教兼・政興の時に,駿河府中城の外城である花沢持舟城を築城し居城とした.
今川一門の瀬名氏貞の次男で,花沢城主関口氏禄の養子となった関口氏純は,徳川家康の正室である築山殿の父親として知られる.
初版:2023年12月02日[土].
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