各地に大石氏あり.忠臣蔵で有名な赤穂藩筆頭家老の大石内蔵助良雄の大石家は藤原北家秀郷流で近江国栗太郡大石荘[滋賀県大津市大石中]を発祥の地とする.大石荘下司職となる前は小山氏を称した.大石城を本拠とし,大石党を組織.しかし,織田信長による近江侵攻によって,大石党は瓦解.大石良信が豊臣秀次に仕えるも主君の自刃によって浪人.その子の良勝と信云が浅野家に仕えた.
武蔵守護代の武蔵大石氏は関東管領上杉氏の四宿老[長尾氏・大石氏・小幡氏・白倉氏]の一つ.藤原北家秀郷流で信濃国佐久郡大石郷[長野県南佐久郡佐久穂町八郡大石]を発祥の地とする.大石為重が,木曾家教の四男の信重[1336/1424]を婿養子としたことから木曽義仲の子孫を名乗った.
初版:2023年12月02日[土].
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