清和源氏頼光流土岐氏族. 土岐持益[1406-1474]の子・氏義が遠江国植村に拠って植村を称したことが起源.植村氏義の子・氏明[1520-1552]は松平清康・広忠・家康の3代に仕える.また,植村氏明は天文4[1535]年に松平清康が森山崩れで被官である阿部正豊に斬られた際に阿部正豊を討ち取った他,天文18[1549]年に松平広忠が岩松八弥が刺殺した際も討ち取っている.植村氏明の孫・家次[1567-1599]は松平信康に仕えるも信康の自刃により流浪の身となる.その子・植村家政[1589-1650]の代に大和高取藩の初代藩主として大名となった.家紋は植村割桔梗など.
出典:20200702