日下部氏族.兵庫県養父市八鹿町朝倉[但馬国養父郡朝倉]を発祥の地とする.但馬朝倉氏と越前に移った越前朝倉氏が有名.朝倉広景[1255-1352]が斯波高経[1305-1367]に従って越前に入り新田義貞を討ち取った戦功により黒丸城をえたことが越前朝倉氏の始まり.
越前朝倉氏は,越前国守護・斯波氏に仕え,甲斐氏・織田氏に並ぶ斯波三守護代となった.
斯波一門の大野家から守護職を継いだ斯波義敏[1435-1508]が越前国守護代の甲斐常治[-1459]と激突した長禄合戦[1458-59]で朝倉孝景[1428-1481]が守護代方として台頭.甲斐常治が亡くなると勢力を拡大させた.
応仁の乱[1467-1477]が勃発すると,朝倉孝景は越前国から甲斐氏の勢力を駆逐.足利義持の弟・鞍谷公方を国主として擁立した後,越前国守護職に任ぜられ名実ともに越前国の支配者となった.
家紋は三つ盛り木瓜など.
出典:20190725