羽黒山別当職家.出羽藤島城[山形県鶴岡市藤島]に拠った.大宝寺氏と覇権を競ったが,後に,大宝寺氏の筆頭格の家老となった.
家紋は丸に梅鉢など.
No:19951102-1336
山形県鶴岡市藤島古楯跡にある藤島城は国府の府城であったと考えられている.出羽守や鎮守府将軍の居城として機能した.建久[1193]年には土佐林右京守次正が城主だったという.
観応2[1351]年に北畠顕信[1320-1380]が後醍醐天皇の孫・守永親王を奉じて挙兵した地でもある.
葉室光顕[1297-1335],葉室光久,久我具通[1342-1397],堀川具信[1332-1356],木戸玄蕃,そして,土佐林道俊,新開因幡守などが城主として知られる.
南朝の支配の後,再び土佐林氏の支配するところとなり7代に亘って城主を務めた.
元亀2[1571]年,尾浦城主の大宝寺義氏[1551-1583]により攻め取られた.
2017/08/06