服部氏族.称桓武平氏.三重県伊賀市服部町[伊賀国阿拝郡服部郷]を発祥の地とする一族.
服部家長[-1185]は平清盛の四男である平知盛[1152-1185]の乳兄弟とされ,治承・寿永の乱において平家方として戦っている[源平盛衰記].服部家長は平家貞の子とも言われ,伊賀平内左衛門尉とも称される.壇ノ浦にて,平知盛とともに入水.しかし,阿拝郡服部郷荒木を避けて花垣郷余野に身を隠したとも伝わる.この伝承によれば,服部家長は千賀地を名乗ったとされる.
以降,服部氏は千賀地,百地,藤林の三家に別れた.千賀地保長の代に服部に復し室町幕府第12代将軍・足利義晴に仕えたという.
服部三家 | 千賀地,百地,藤林. |
支流 | 幸田,藤井,阿波,大服部家,小服部家,服部図書家,服部伊織家,弘前藩家老家. |