中原氏族.中原兼遠[-1181]の子の兼光が樋口次郎と称したことが起源.中原兼遠は木曾義仲の乳母父であり,父子ともに木曾義仲の重臣として仕えた.木曾中原氏に突いては,金刺氏後裔であるとの説や諏訪神党であるとの説がある.
樋口兼光は信濃国筑摩郡樋口谷[木曽町日義]を本貫として樋口を称した.
戦国時代の上杉氏家臣樋口兼豊,その子である直江兼続・大国実頼は子孫とされる.