大江氏族.山形県長井市を発祥の地とする.鎌倉幕府初代政所別当・大江広元[1148-1225]の子・時広[-1241]を祖とする.長井時広は,兄・大江親広[-1242]が承久の乱[1221]で失脚した後,大江氏の惣領となった.時広の後は嫡男の泰秀[1212-1254]が出羽長井荘を相続,次男の長井泰重が備後守護を継承.