清和源氏頼親流.奈良県五條市宇野町[大和国宇野荘]を発祥の地とする.大和源氏の源頼俊の子の頼治が宇野冠者と称したことが起源.宇野頼治は,強訴に及んだ延暦寺僧兵を,関白藤原師通の命により撃退[1095].その際,日吉神社の神輿に矢を放ったことが問題視され,藤原師通の死後に宇野頼治は佐渡国へと配流された.
宇野頼治の子・親弘は摂津国豊島郡を拠点とし豊島権守とも号した.宇野親弘の子孫は宇野氏,岑田氏,豊島氏となった.
家紋は丸に五三の桐など.
出典:20210501