藤原南家二階堂氏族.長野県伊那市西春近字小出[信濃国伊那郡小井弖郷]を発祥の地とする.小井弖は小井出とも書く.二階堂行政の末裔の時氏が信濃国伊那郡小井弖郷で小出を称したことが起源という.一族は諏訪家に仕えていたが,小出伊賀守有能の弟・藤四郎有政が尾張国中島郡に移り,尾張守護職・斯波家に仕えた.尾張へと移った小出一族の小出五郎左衛門政重が織田信長に取り立てられ,その子の播磨守秀政[1540-1604]は豊臣秀頼の傅役となっている.
和泉岸和田藩主を経て但馬出石藩主となる.
家紋は小出額など.
出典:20210228