長野県下高井郡木島平村往郷を発祥の地とする.毛見氏は木島平村往郷に毛見氏館を構えた.建武3[1336]年の牧城の戦いでは毛見源太が村上信貞の麾下として戦っている.また,観応2[1351]年には毛見実綱は本栖・平沢の地頭職を木島氏と争ったことが知られる.
やがて,木島平の毛見氏は高梨氏の被官となり計見城[日向城]を築城したという.また,武田が侵攻してくると毛見氏は高梨氏に従って飯山へと退いたと伝わる.毛見氏が支配していた地は武田氏配下の市河氏の支配する所となった.
現在では新潟県柏崎市に多い.
家紋は丸に三つ柏など.
出典:20210522-1380867