花咲稲荷

高辻通りの南にある神社。江戸初期の歌人・俳人、松永貞徳(1571-1654)が、自宅の鎮守社として建立したのが始まり。

松永貞徳は細川氏の被官の三好長慶(1522-1564)に仕えた松永久秀(1510-1577)の子孫とも伝えられる。

久秀と言えば、三好三人衆とともに三好義継の後見として権力を掌握し室町将軍足利義輝を殺した人物。

後に織田信長に帰順したが謀反し信貴山城で自爆死した。

三千家の祖、千少庵の父とも言われ茶人としても知られたことからすると、歌人貞徳の祖としてももっともらしい。

なお、神社の名は貞徳の号である「花咲亭逍遥軒」に由来する。

間之町通松原上る稲荷町

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