菅沼定則
出生:明応2[1493]年.没年:天文16年02月14日[1547-03-15].駿河大森氏流大沼氏.或いは,清和源氏土岐氏を称する.
幼名は竹千代.新八郎を通称とする.織部正.不春と号する.
田峯菅沼家の菅沼定忠の子.
永正3[1506]年に,設楽郡の有力国人である富永久兼の養嗣子となり野田菅沼家を興す.豊川河畔にあった富永家の野田館は度重なる水害に悩まされていたため野田城を築城し本拠を移す.
系譜
- 菅沼定信
- 定忠
- 定廣
- 某 鵬雲.文翼.
- 定則
- 女 西郷弾正左衛門正勝正室.
- 定村
- 定貴
- 定圓
- 定自
- 定満
- 定在
- 某 又左衛門.
- 女 設楽越中守貞道妻.
- 某 新七.
- 定房
- 女 桃井但馬守満成妻.
略系譜
駿河大森氏流大沼氏の流れを汲む菅沼氏の系譜を載せる.
- 藤原伊周 儀同三司.正二位・内大臣.
- 道雅 従三位・左京大夫.母は源重光の娘.
- 女 藤原頼宗室
- 周子 帥殿の御方.中宮藤原彰子女房.藤原良頼妻/藤原能信妻.
- 顕長 母は源致明の娘.
- 忠親 帥大夫.母は源致明の娘.
- 大森維康 新次郎大夫.甲斐・駿河国司.三河高橋庄領主.高橋殿.母実範三位女,外戚伯父伊勢権守令養育之.
- 有道遠峰 武蔵七党系図.藤原伊周の家令・有道惟能の子との異伝有.
- 大森維康
- 惟直 兵部大輔.正四位下.
- 親康 信濃権守.
- 葛山惟兼 従五位上.四郎大夫
- 親家
- 忠康
- 親清 大沼四郎.河合殿.親成.
- 菅沼蓮心 菅沼五郎.
- 神山親茂
- 沓間親隆
菅沼忠通と菅沼定遠との関係は詳らかではない.
- 菅沼忠通 九郎左衛門.住設楽郡菅沼村.
- 資長 信濃守定直.小次郎.伊賀守.実は尾張守護土岐満貞の孫.菅沼家の養嗣子となる.
- 定成 伊賀守.
- 貞行 伊賀守.島田菅沼家の祖.
- 定信 新三郎.信濃守.刑部少輔.田峰菅沼家の祖.
- 満成 三郎左衛門.住設楽郡長篠村.長篠菅沼家の祖.
- 菅沼定信
- 定忠 新三郎.大膳大夫.大膳亮とも.今川氏親に仕える.
- 島田定房 所之助.伊賀守.織田信長に仕える.
- 女 桃井但馬守満成妻.
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