源義国
出生:寛治5年[1091].没年:久寿2年6月26日[1155-07-27].清和源氏頼信流河内源氏.新田・足利両家の祖.従五位下,帯刀長,式部丞,加賀介.足利式部大夫,荒加賀入道.
源義家と藤原有綱の娘との間の子.
系譜
- 源頼義 正四位下,左馬助,兵庫允,左衛門少尉,左近将監,民部少輔,相模守,陸奥守,伊予守,鎮守府将軍.贈正三位.
- 義家 正四位下,出羽守,下野守,陸奥守,鎮守府将軍.八幡太郎.
- 義宗 兵庫允,左衛門少尉.
- 義親 従五位下左兵衛尉,対馬守.悪対馬守.乱暴狼藉により隠岐国配流.さらに官吏殺害の罪で,命を受けた平正盛により追討.
- 義信 従四位下,左兵衛佐.対馬太郎.
- 義俊 右馬允.対馬次郎.
- 義泰 民部丞.伊予介.対馬三郎.
- 為義 従五位下,左衛門大尉,検非違使.六条判官,陸奥四郎.
- 義行 兵庫允.伊予介.対馬四郎.
- 宗清 従五位下,伊勢守.兵庫允.
- 塩谷頼純
- 義忠 正六位上,帯刀長,検非違使,河内守.河内判官,源大夫判官,大夫判官,陸奥二郎.叔父源義光により暗殺.
- 義国 従五位下,帯刀長,式部丞,加賀介.足利式部大夫,荒加賀入道.
- 新田義重 従五位下,九条院判官代,左衛門尉,木工助,大炊助.贈鎮守府将軍.上西入道.新田氏本宗家初代.
- 足利義康 足利荘下司職,北面武士,左衛門尉,検非違使,従五位下,蔵人,陸奥守.足利陸奥判官,足利蔵人判官.足利氏本宗家初代.
- 季邦 八条院蔵人.足利判官代義房.宇治川の戦いにて討死.
- 義時 正六位,左兵衛尉.陸奥五郎または六郎.石川源氏の祖.
- 義盛 大学助.
- 有義 平賀二郎.平賀氏の祖.
- 義基 従五位下.下総権守,武蔵権守.石川氏の祖.平清盛により討ち取られる.
- 義広 紺戸義広,錦織義広とも.紺戸氏の祖.平家方の飯富季貞,平盛澄の軍勢に宇治で敗れ討死.
- 義資 二条院判官代.石川兵衛判官代.万力氏の祖.平家方の飯富季貞,平盛澄の軍勢に鳥羽で敗れて討死.
- 義長
- 義隆 森冠者,陸奥冠者,陸奥六郎.
- 女 尾張源氏の祖である源重遠室.
- 義綱 従四位下,美濃守,左衛門尉,陸奥守,伊勢守,甲斐守,近江守,信濃守,河内守,上野介,常陸介.石橋義綱.賀茂次郎.源義忠暗殺の嫌疑を受け,為義の追討を受ける.
- 義弘 左衛門尉,検非違使,白河院判官代.源義忠暗殺の嫌疑を受け,為義の追討を受け近江国甲賀山にて自害.
- 義俊 宮次郎.源義忠暗殺の嫌疑を受け,為義の追討を受け近江国甲賀山にて自害.
- 義明 美濃三郎.源義忠暗殺の嫌疑を受け,検非違使判官源重時の追討を受け藤原季方邸にて自害.
- 義仲 美濃四郎.源義忠暗殺の嫌疑を受け,為義の追討を受け近江国甲賀山にて自害.子孫は石橋氏,服部氏として存続.
- 義範 美福門院判官代.源義忠暗殺の嫌疑を受け,為義の追討を受け近江国甲賀山にて自害.
- 義公 五条院判官代.源義忠暗殺の嫌疑を受け,為義の追討を受け近江国甲賀山にて自害.
- 義直 宮冠者.父の源義綱が配流先の佐渡で再び追討を受け死去すると後を追って自害.石橋氏の祖.
- 義光 従五位上,刑部少輔,左衛門尉,右馬助,兵衛尉,常陸介,甲斐守.新羅三郎.甲斐源氏の祖.
- 義業 従五位下,左衛門尉,相模介.佐竹義業,進士判官,刑部太郎.佐竹氏の祖.
- 実光
- 義清 武田義清,逸見義清.刑部三郎,武田冠者.
- 盛義 左兵門尉.平賀盛義,刑部四郎.平賀氏の祖.
- 親義 左衛門尉.刑部五郎,岡田冠者.信濃国筑摩郡岡田郷浅間神社領荘官.
- 祐義
- 覚義
- 快誉 園城寺.西蓮房阿闍梨,伊予阿闍梨と号する.
- 女 伊勢平氏の平正済室.
- 徳姫 海道平氏である清原成衡室.
- 清縄範良 奥州合戦時に奥州清縄にて出生.周防清縄・弘中氏の祖.
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